ゆう先生とまさかの夜 -8-

「ん、んんっ、……ぁ」
 だけどいくら言葉で拒否しても頭を遠ざけようとしても、勇星の愛撫は止まってくれない。それどころか口の中で舌はどんどん激しさを増し、まるでそれそのものを溶かすかのような動きになっていた。

「やっあ……! あぁっ、あん……ん──イッ、く、ってば……!」

 こんなの、耐えられる訳がない。

 俺の言葉を受けた勇星が一際強くそれを吸い上げ、その刺激に促されるまま俺は内股を痙攣させた。「あ……」体中を駆ける快楽が、咥えられたその部分に集中して行く。成すすべなく勇星の口の中で果ててしまい、しばらく何も考えられなくなった。

「はぁ、あ……はぁ……」
 どうにか床に肘を立てて上体を支え、潤んだ目を「そこ」に向ける。勇星が咥えたまま俺を見て、微かに笑った。
「……ん」
 たっぷりと体液の糸を残しながら、口から俺のそれを抜く勇星。芯をなくした俺自身と、快感の余韻に震える内股。
 俺は手の甲で涙を拭い、勇星に聞こえないのを承知で「嘘つき」と呟いた。

 口の中に含んだ俺の体液を、勇星が手のひらへと吐き出す。それをティッシュで拭いながら、何てことないように言った。
「だいぶすっきりしただろ。随分溜まってたみてえだし」
「………」
「そんな可愛い顔で睨むなって。この先はヤらねえよ、安心しろ」
 安心できる要素なんて何一つない。これ自体、ある意味では一線を越えたも同様だ。

 酔っていたとはいえ、どうしてこんなことに……。

「このくらい今時の連中なら誰でもやってるって。そんな重く考えるなよ音弥くん」
「で、でも……月曜からどんな顔して働けばいいか……」
「チビ共の相手してたら、どうせそんなの考える暇もないだろ」
 確かに、その通りではあるけれど。
「さて、風呂入って寝るか。音弥くんもよく洗っておいた方がいいぜ」
 未だ露出したままのそれを指して、勇星がにやりと笑う。
「一日かいた汗の味がした」
「っ……!」
 爆発しそうなほど赤くなった俺を見て、勇星が更に笑った。