第14話 ご主人との大切な思い出 -5-

「那由太くん、刹先生にもして欲しいこと全部してもらってね」
「何をされてえんだ、にゃん太くんは」
「……ん、ぅ……」
 俺は少しだけ振り返って刹の唇にキスをしてから、訴えるように懇願した。
「刹先生の、長い指で……お尻、……」
「突っ込んで欲しいのか。どの指で?」
「な、中指っ……」
 ジェルに濡れた刹の骨張った中指が、俺の入口へと伸ばされる。

「んっ──あ!」
 そうして根元まで挿入された瞬間、快感と同時に妙な安心感に包まれた気がした。
「ん、……お尻弄り始めると、ちんちん舐めるの角度的にちょっと大変なんだよね」
「やっ、あ……炎珠さん、舐めるの止めちゃやだ、あ……」
「欲張りな那由太には注射二本だね」
「う、あぁっ……!」
 既に刹の中指が入っているその部分へ、更に炎珠さんの人差し指がねじ込まれる。中で二本の指が蠢くそれは──今まで味わったことのない感覚で、ある意味ではペニスを挿入されるよりも刺激的だった。

「い、ぁ……だめ、……そんなの、お尻、変になる……!」
「大丈夫だよ。──ほら。那由太の気持ちいいトコ、刹と一緒にくすぐってあげる」
「はあぁっ……!」
 大好きなご主人達の二本の指にかき回され、中で弱い部分をくすぐられ、擦られるなんて耐えられる訳がない。
「あっ、あ……! 炎珠さん、刹っ……!」
「このままケツだけでイけるか、にゃん太」
「き、気持ちいいけど、それは、無理っぃ……!」

 刹が俺の耳を甘噛みしながら、中の指をグッと上に押し上げてきた。
「あっ──」
「余計なこと考えねえで擦られる感覚に集中しろ。素直に感じてれば、今のもどかしさが一気に快感になる」
「ふ、う……、んぁっ、あ……ん」
 擦られる感覚。
「あぁっ!」
 ペニスの根元が裏側から刺激される、ペニスそのものを扱くよりも気持ち良くて不思議な感覚……。
「ん、あっ」

 二人の指にくすぐられて押されて、擦られ……一気に、もどかしさが快感に──

「あ、イッ、……イく、刹……炎珠さんっ、イく──!」
「ん」
「ひ、あぁっ──!」
 その瞬間炎珠さんが俺のペニスを咥え込み、俺はご主人の口の中でここ最近一番の射精をしてしまった……。