ラブ&サンドイッチ! -4-

 大雅の綺麗な翠眼が、じっと俺を見つめている。いつものポーカーフェイスなのに目だけは真剣そのものだ。
「じ、実践しなくても……大雅の良い所ならすぐに説明できるよ?」
「普通の状態で言われても、俺が分からないから」

 撮影もプライベートも含めて、大雅とは何度かセックスしてきたけれど。
 大雅の魅力を教えるために抱かれるというのは何だか変な感じだし、……めちゃくちゃ責任重大だ。

「でも俺、エロいことするとすぐ頭の中がフワーッてなるし……ちゃんと伝えられるかどうか。V観ながら説明するのじゃ駄目かな?」
「セックスしてる時の亜利馬が、一番素直に喋るから」
「た、確かに」
 馬鹿、納得してどうする。

「……ごめんね。亜利馬、撮影で疲れてるのに」
「大雅……」
 ……そんな悲しそうな顔でそんなことを言われたら、もう断れないじゃないか。
「わ、分かったよ。それじゃあ軽く、俺の意識が飛ばない程度に軽くね」
「うん」

 これも大雅のため、仲間のためだ。
 ……仲間のために、しっかりはっきり理性を保たないと。

「……んっ」
 大雅の形の良い唇が俺の乳首を含んでいる。それだけに視覚的にヤバくて、もう既に大雅ってばエロい。
「やっ、……んぁっ、たいがっ……! そんな、強く吸っ、たら……」
「亜利馬、……どう?」
「気持ちいい……大雅、舌ヤバいっ……」
「そうじゃなくて」
 駄目だ、当初の目的を秒で忘れるところだった。

「えっと、……あ、もっと舐めてみて……撮影の時みたく」
「うん」

 大雅の舌に乳首を転がされると、いつも形容し難い背徳感に襲われる。何というか見てはいけないモノを見ているというか、させてはならないことをさせているというか。

 例えば獅琉さんや潤歩さんから同じことをされても全く違和感はないのに、大雅にされると妙に恥ずかしくなる。

 大雅が俺と同じウケだからだろうか?
 もちろん大雅はたまにタチ役もやるけど、どうにも竜介さんとセットでいる図が多いからかウケのイメージが強いのだ。

「あぁっ、……今すごい、エロい気がする……」

 俺の個人的な性癖としてタチ同士のセックスが物凄く興奮するのと同じで、「大雅と誰か」というウケ同士のセックスにおいて大雅がエロく見えるのは仕方のないことなんじゃないだろうか。

 だから多分、竜介さんも同じ気持ちなんじゃないかな。タチ専の竜介さんがウケ同士の絡みをエロいと思うのは至極当然のことだと思うし。

「亜利馬、どこがどうエロいのか言って」
「な、舐めてる舌が……綺麗で、エロくて……」
「……よく分かんない」
「ふ、あぁっ……! 分かんないからって、強く、しないでっ……!」