亜利馬、みんなのお兄ちゃんになる -7-

「亜利馬。俺のもして欲しいなぁ」
 別の方向から獅琉のペニスが突き出されて、
「ああ、俺のも頼むぜ亜利馬」
 反対側から竜介のそれも押し付けられる。
 いつもはされているばかりだからか、こうしてみんなに奉仕すると途端に別のスイッチが入ってしまいそうになる。男のモノをしゃぶってエロい気持ちになるなんて、それこそAVの中だけの話だと思っていた。

「ふあ、……いっぱいある」
 思わず呟くと、四人のうち誰かが笑った。それが誰の笑い声なのか分からないほどには、俺はとろけているらしい。
「すぐに鼻血出してたお前が、今じゃ立派なビッチに育っちまったな」
 これは間違いなく潤歩の声だ。
「でも、亜利馬がこうなるのはブレイズでの絡みの時だけだよね。俺達が亜利馬をこんなにしちゃったんだよ」
 これは獅琉の声。

 そうだなと自分でも思う。普段は遠慮なく憎まれ口を叩き合っていても、尊敬していても溺愛していても、みんなとの絡みになるとすぐに頭がぼーっとしてしまう。それは四人が上手いとか慣れてるとかだけじゃなくて、俺自身の気持ちがそこに入るからだ。
 みんなのことが大好き。みんなもきっと、俺のことが大好き。大好き同士の絡みだからこそ良いものが撮れるし、同じ愛撫を受けても感情が入る分、ずっとずっと気持ち良く感じるのだと思う。

「んん、……ん、む……」
 獅琉と潤歩のそれを左右の手で握り扱きながら、唇を割って入ってくる竜介と大雅のそれに夢中で舌を這わせる俺。二本いっぺんに出来なくて交互にしゃぶったり、擦れ合う二人の先端の隙間に舌を入れて舐めたりと、……これまでに叩き込まれたテクニックを駆使して、四人全員のそれを同時に何度も愛撫する。
「亜利馬。……美味しい?」
 囁いた大雅に潤んだ目を向けながら、俺はとろけた半笑いで答えた。
「おいひ、……竜介さんと大雅の、混ざった味する……」
「エロ過ぎるぞ亜利馬」
 竜介が苦笑し、俺のおでこを指で撫でた。

 両手に口にと使っているから、自分で自分のそこは触れない。膝立ちしながら前が痛いほど張っているのに、どういう訳か四人は俺の体に触れようとしないのだ。
 自分からおねだりしてしまおうか……だけど今回のこれはそもそも、……。
「ん、っん……。次、獅琉さんの、……は、ふ」
 ──ありまはお兄さんなんだから、自分よりみんなを気持ち良くさせないと。
 そうだ。してもらってばかりの末っ子じゃない。

 俺だってお兄さんになれるんだ。