ブレイズ、悪に立ち向かう! -4-

 その夜──
「準備はいいか、てめぇら」
 潤歩の言葉に頷いた俺達は、素早く学校の敷地内へと侵入した。職員室は一階の中央校舎。獅琉がドライバーを使って窓の三点に印をつけ、俗にいう三角割りで窓ガラスをパリンと砕く。一番音を抑えることの出来るやり方だ。

 そうして作り出した三角の穴から腕を入れて鍵を外し、いとも簡単に職員室内へと侵入することができた。ペンライトの明かりを頼りに暗闇の中を進み、一番奥の校長室のドアの前へと移動する。

「──大雅。セキュリティはどうなってる」
〈オッケーだよ、五秒後に解除される。今から俺もそっちに合流するよ〉
「了解」
 カードキーを通すタイプの機械だ。赤く点滅しているライトが、大雅の言った通り五秒経った後でふっと消えた。

「行くぞ」
 潤歩がドアレバーに手をかけ、そっと開け放つ。
 先頭に潤歩、その後ろに俺、獅琉、最後に竜介の順番で校長室の中へと入り──スイッチを入れた、その瞬間。
「だ、誰だお前ら! ここで何をしている!」
 室内奥、校長席の後ろのドアが開かれて禿げ頭の男が飛び出してきた。
「校長先生。あなたこそこんな時間に何やってるんですか?」
 獅琉が言うと、校長が後ろ手でドアを閉めながら舌打ちをした。相当焦っている顔だ。汗で禿げ頭が光っている。

「お前達、全員退学だぞ! すぐに出て行け!」
「黙りな、オッサン。あんたがここにいたのは予定外だが、むしろ俺達にとってはそっちの方が都合が良い」
 潤歩が凶悪な三白眼で校長を睨み据えると、更に校長の動揺ぶりが増した。間違いない、この男は背後のドアの奥に何かを隠している。
「……校長先生」
 一歩進み出た俺は、校長に向かって頭を下げ訴えた。

「こんな形で押し入ってしまいすみません。……俺は転校生の亜利馬といいます。兄貴を探してここに来ました。兄について何か知っていることがあったらお聞きしたいんです。どうか俺の話を聞いてくれませんか」
 スカートの裾を強く握りしめ、誠心誠意頭を下げる。
「お願いします!」
「……分かった、君を残して後の三人は席を外してくれ。ここから出るんだ」
「亜利馬、大丈夫……?」
 不安げに囁いた獅琉に頷いてみせると、来た時と同じように潤歩を先頭にして三人が部屋から出て行った。
「……それで、君の兄というのは。言っておくが私は何も知らんぞ」
「そうかな。知ってると思ったんだけど」

 ゆっくりと校長の元へと近付き、スカートの裾を少しずつ捲り上げて行く。
「もちろん、タダでとは言いませんよ。……でも先生が知らないって言うなら、俺も諦めますけど」
 竜介が見立ててくれたレースの紐パンツ。捲り上げたスカートの裾から、その紐がちらちらと見えている。校長の視線がそこに釘付けになっているのを確認した俺は、スカートから手を離して最後の一押しとばかりに言った。
「ねえ、兄貴と俺とで、先生がシて欲しいこと何でもしてあげる。……あそこが疼いてるの、お願い……」
「………」
 そのビール腹の上を指でなぞりながら、なおも俺は囁いた。
「……我慢しないで、触って。先生の太いアレが欲しいの……。外の連中は利用しただけ。俺の目的は校長先生なんだから」
「亜利馬くん……!」
 太い十本の指が俺のスカートの中でぎゅっと尻を掴む。
「あんっ……」
「いけない子だ。教育的指導が必要だな」
「あぁっ、……指導して……。思いっ切り激しく、俺が男だってこと、忘れさせて……!」
「亜利馬くんっ、可愛い顔をして、こんなにいやらしいものをぶら下げて……私が舐め溶かしてやる」

 デスクの上で脚を開いた俺のスカートの中に、校長の禿げ頭が突っ込まれた。下着ごと咥えられて吸い上げられ、ねっとりと舌が絡みつく。
「あっ、あぁっ……せんせ、……もっと……! もっと、亜利馬のおちんちんにお仕置きして……!」
「脱がすぞ、亜利馬くん。その制服を全て脱がして、お前の体の隅々まで舐め回してやる……お前の兄と同じように!」
「っ……!」